おすすめのビジネス本紹介&要約【6冊目】〜元LINE社長が実践した事〜
現在、スマートフォンユーザーの8割は利用している「LINE」
LINEは今や知らない人はいないサービスですね。
しかし初めは、30人しか社員がいない赤字会社でした。
今回は、そのLINEを立て直した社長「森川亮」さんの初著作「シンプルに考える」から、LINEで実践していた事の1つをご紹介します。
他人や、自分自身、オリジナルとは何かに悩んでいるあなたに答えを教えてくれるでしょう。
「シンプルに考える」
他とは違わなくていい
本書では「差別化」は狙わない。そう書いてあります。
そもそも差別化とは「他との違いを際立たせる事」とあります。
つまり、他人や他の商品との違いを際立たせることにより、競争優位を生み出そうとすることです。
確かに他のものと一緒のものに存在意義はほとんど無いし、ヒット商品や偉人を調べれば、そこには必ず他とは際立った違いを見出すことができるでしょう。
しかし、だからと言って「差別化を狙う」のが正しい事とは言えません。
なぜなら「大切な視点」を失ってしまうからだと。
差別化を狙う時、あなたは何を見ていますか?
自分の商品やライバルではありませんか?
そこには、ユーザーがいない。
人間関係であれば、相手がいない。
つまり、差別化を追求すればするほどユーザーや相手が求めているものから離れていってしまうそうです。
ユーザーやが求めているものは「違い」ではなく「価値」です。
「どんなに際立った違いでも価値がなければ振り向かない」
過去を見てもそうです。
Yahooや楽天などのポータルサイトが成功を収めたところ、それに似た企業が次々現れました。
いわゆる「ネットバブル」
しかし、それらのサービスはバブル崩壊とともに消えて無くなりました。
なぜか?
彼らは、差別化を狙ったからです。
Yahooや楽天がやっている事との違いを生み出すため、さらに多くのサービスと機能を付け加えました。
しかし、そうした結果、ユーザーから分かりにくく、使いづらくなったのです。
しかも1つ1つのクオリティは低く、機能が多すぎてアップデートも遅い。
結局ユーザーの指示は得られませんでした。
ただ成長してきた企業もあります。
「Google」
Googleは先行者の最も価値ある部分に注目し、それのみをシンプルに掘り下げました。
「検索」
Yahooが提供しているサービスの中で一番価値あるものは検索と考えたのです。
そしてその価値を極限まで磨き上げた。
この結果、Googleは圧倒的差別化を手に入れました。
LINEも同様だと森川さんは言っています。
リリース時、世界にはLINEに似たサービスはたくさんありました。
しかし、「スマートフォンのコミュニケーションでユーザーが求めている最も価値あるものは何か?」を徹底的に考え抜いたのです。
その結果、テキスト・メッセージ機能にフォーカスしシンプルにそこだけを磨き上げていった。
基準とする商品やライバルの中で、ユーザーにとってもっとも重要な価値にフォーカスする。
そして、その価値をとことん磨き上げる。
その時初めて真の差別化を生み出すことができるのです。
=差別化をしたければ差別化は狙ってはいけない
好きな人がいるが、ライバルがいる時。
スポーツで、レギュラーを争うライバルがいる時。
そんな場面でも有効ですね。
この話はブログをやっている私にとってすごい為になりました。
ブログをやっている人はたくさんいて、内容も似たものもある。
しかし読んでくれる人にとって、一番知りたい物は何か。
常にこの目線を持っていきたいなと思います!!
この話はまだまだ、ごく一部なので是非読んでください!